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夏からはじめるシミ取りレーザーって??

[2024.06.14]

6月に入り、朝から降り注ぐ強い日差しに夏を感じますね。梅雨入りもまもなくでしょうか。

今日のお話しは、"シミ取り"です!

マスクを外すことも増え、マスクで隠していたシミをどうしようかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか??

でも、
「夏はシミ取りを避けた方が良い。」
「夏は日焼けするからシミ取り出来ない。」
などと聞いたことはありませんか??

いいえ!夏もシミ取りは可能です!!

今日はその理由についても解説していこうと思います。

1.いわゆる「シミ」とは?
2.全ての「シミ」にレーザー治療は有効?
3.レーザー治療は夏もできる?
4.ルビーフラクショナルレーザーについて

1.
いわゆる「シミ」とは何かご存じですか?

シミとは、皮膚にメラニンが蓄積されることによって生じ、淡褐色や茶褐色から黒褐色の色素斑のことをいいます。
主に紫外線が原因とされ、日光に当たりやすい顔や手の甲などにできます。
30歳くらいから出現する顔の色素沈着をまとめてシミと呼んでいますが、実際には女性の頬に左右対称に生じる肝斑や老若男女を問わずできるソバカス(雀卵斑)、日光黒子(老人性色素斑)のほか、炎症後色素沈着や老人性疣贅(脂漏性角化症)、太田母斑などの疾患が混在しています。

このようなシミは全てレーザー治療すれば綺麗に消えるというわけではありません。
レーザーとは、光の増幅を起こさせるもので、熱エネルギーが非常に高く、皮膚に対して熱作用を及ぼします。
レーザーは周りの細胞や組織には障害を与えることなく、標的となる部分だけに熱エネルギーを集中させることが可能なため、あざやシミなど、皮膚の色素異常を破壊するのには大変便利な治療法なのです。
使用法さえ誤らなければ、レーザーそのものの安全性は高く、紫外線のように皮膚を癌化することはないと考えられています。

2.全ての「シミ」にレーザー治療は有効?

皮膚科や美容皮膚科におけるレーザーの応用範囲は広く、メラニン系や血管系のあざ(母斑)、良性および悪性腫瘍、レザーピーリング、シワ取り、脱毛など多岐にわたります。
レーザー治療の機器はたくさんの種類があり、それぞれの目的に合わせて使い分けて用いられています。
例えば、シミを一瞬で消す魔法の光のように誤解されていますが、レーザーは魔法の治療法ではありません。色素異常の種類によっては完全に色を消せない場合もあります。
肝斑に対してのレーザー治療はむしろ悪化するため禁忌となり、内服薬による治療をおすすめしています。
しかし、老人性色素斑や脂漏性角化症、太田母斑には有効です。
まずは自分のシミがレーザー治療できるのか、医師に相談してみることが大切です。

レーザー治療はメスを使わないとはいえ、皮膚に大きな熱エネルギーを加える外科的な処置であることに変わりはなく、使用経験や機器の選定、診断などが未熟であれば、瘢痕形成や色素沈着が残るリスクも伴います。
治療を行う場合は、医師と十分に話し合い、納得した上で始めてください。

3.レーザー治療は夏でもできる?

夏にシミ取りレーザーは避けた方が良いと言われている理由は、レーザー照射後日焼けをしてしまうと患部が治りにくなり、色素沈着する恐れがあるためです。

当院では色素沈着やダウンタイムを抑えたQスイッチフラクショナルレーザーを今年6月に導入しました。恐らく広島県では当院が初めてです。フラクショナルレーザーは通常のQスイッチレーザーを点状に分散させてレーザーの当たっている面と当たっていない面を意図的に作り出すことで炎症性色素沈着のリスクを下げてかつテーピングなどの処置を必要としません。

但し、治療前後の日焼けは肌へのダメージが強いため以下のことに注意してください。

◎施術前の日焼けは避ける
真っ黒に日焼けをしている場合、レーザーはシミだけでなく、黒い肌にも反応してしまい、肌へのダメージが重なり色素沈着が出やすくなる可能性があります。
夏のレジャーや運動で真っ黒になるまで日焼けしている場合は時期をずらして治療を行いましょう。

◎施術後の紫外線対策は十分行う
レーザー照射後の肌は炎症を起こしている状態です。そのため、紫外線による刺激を与えないよう、日焼け止めや帽子、日傘などでしっかりと肌を守りましょう。

4. ルビーフラクショナルレーザーについて

従来のQスイッチルビーレーザーの波長694nmはシミのメラニンによく吸収される波長であり、しっかりカサブタになって取れる反面、テーピングなどのダウンタイムが長い、術後に炎症性色素沈着が起きるといった欠点があります。

今年6月から導入した、フラクショナルレーザーは、光治療器の手軽さとQスイッチレーザーの効果で従来のシミ治療を根底から覆す可能性を持つ最新装置です。

フラクショナルレーザーは従来のルビーレーザー(波長694nm)を面状ではなく、点状に分散して照射します。
点状に分散することで、肌への負担を減らし、レーザー後の色素沈着を大幅に減らすことができるのです。そのため施術後のテーピングは必要なく、翌日から化粧が可能となります。

さらにルビーフラクショナルはトーニングといってお顔全体に低出力で広く照射することが可能です。いわゆるフォトフェイシャルのような治療が可能ですが、フォトフェイシャルよりもシミやくすみに対する反応が高く、肌を引き締める(タイトニング)が可能であるためツルっとしたお肌に仕上がります。シミを取ったあとの定期的なメンテナンスとしても使用できます。

当院ではただ今あるシミを取って終わりというよりもいい状態を維持して頂く“予防美容”にも力をいれていきたいと考えており今回新しいフラクショナルを導入しました。
ぜひ一度当院で、レーザー治療についてご相談ください。

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