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巻き爪・陥入爪

巻き爪・陥入爪とは

巻き爪と陥入爪の区別は曖昧な部分があります。巻き爪の場合は骨の変形を伴うことがあります。爪トラブルはヒールや窮屈な靴、肥満、深爪など様々な影響により認められる疾患です。ありふれた疾患ですが、治療は難しくなかなか一筋縄ではいかないのが現状です。まずはご自身の履いている靴や生活スタイルを見直すことが重要です。その上で治療法を選択していきます。

巻き爪・陥入爪の原因

巻き爪は先端が狭い窮屈な靴、ハイヒール、外反母趾などが原因で爪が湾曲してきます。痛みが出てくるとさらにその指をかばうようになりより湾曲が悪化していきます。人間は歩行して体重がかかることで爪が真っすぐになりますが、歩行しなくなると爪も湾曲していきます。

陥入爪は巻き爪があってもおこりますし、なくても起こります。爪を深爪することで指の先端の肉が前に伸びるのを邪魔して皮膚に食い込んでいくことで炎症を起こします。

巻き爪や陥入爪はスポーツをしている学生の方や最近ではファッションでパンプスなども10代から着用するので幅広い年齢に認められてくるようになりました。

巻き爪・陥入爪の治療

テーピング・塗り薬

炎症が強い場合や痛みが強い場合はテーピングを行うと症状が緩和できます。また、肉芽といってブヨブヨしたお肉が盛り上がる場合は軟膏を使用します。ただ、これで根治しないことが多いのでその場合は手術が必要になります。

ワイヤー法(自費)

爪に穴をあけて形状記憶ワイヤーを装着します。ワイヤーの力で爪の湾曲を修正する治療で歯の矯正に近いイメージです。ただ、爪は自然に伸びてくるためワイヤーも2-3ヶ月程度で効果が弱まるので定期的に交換することも必要です。爪がある程度伸びていれば麻酔など使用しなくても安心して治療を受けて頂けます。

ガター法(自費)

爪が食い込んでい痛みがある場合に行います。爪を切るのではなく爪の食い込んいる部分にシリコンチューブを装着し皮膚へ食い込まないようにします。チューブはしばらくそのままにしておくことで炎症が落ち着いて腫れが引けば元通りになることがあります。

手術

症状が保存的治療(ぬり薬やテーピングなど)で改善しない場合に手術を行います。手術は食い込んでいる爪を切除する方法と食い込みやすい爪の隅っこから爪が生えてきにくくするフェノール法を行っております。爪の端を切除するため爪の幅が狭くなりやすいことが欠点ですが、治療効果は高いとされています。ただし、再発することも稀にありますがその場合再施術が必要になります。

術後注意点

手術直後は包帯を巻いて帰るためサンダルの持参をお願い致します。またお車の運転は危険なため送迎か公共交通機関を利用して来院して下さい。自宅では足を上げておくと出血や腫れが少なくなります。術翌々日に外来で創部を確認し、問題なければシャワー開始とします。

合併症

  • 症状の再発・・・爪を抜く処置だけですと再発を来すことがあります。術後もテーピングや靴の見直し、深爪しないことを心がけましょう。
  • 出血・・・自宅で出血が止まらない場合などはクリニックへご連絡下さい。
  • 爪の見た目の変化・・・爪の幅が狭くなります。
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