たこ、魚の目
たこ・魚の目とは
たこは胼胝、魚の目は鶏眼と医学的にはいいます。どちらも似た疾患ですが、魚の目は角質が芯となって皮膚に食い込むため痛みがでやすくなります。どちらも足の骨が突出した部分が慢性的に当たるためできます。
たこ・魚の目は治るの??
たこと魚の目は歩行の際に圧がかかることが原因で形成されます。つまり削っても再発することが多いのが事実です。毎回病院に通院するのも大変ですが、保湿剤を塗ったり中敷きを引くことで角質が硬くなることを予防することも重要です。そうすることで完全に除去はできませんが、通院する頻度を下げることが可能です。
たこ・魚の目の原因
年齢を重ねてくると足の裏の筋肉や脂肪が痩せてきて骨が突出しやすくなり、歩行時などに接触するためたこや魚の目が出来やすくなります。また、若い女性でパンプスやハイヒールなどを履かれる方は足の前方に荷重が集中するため、足の指の変形(外反母趾など)やタコや魚の目が出来やすくなります。他にもスポーツでスパイクを履いたりと同じところに負担がかかる方はたこや魚の目ができやすいです。
たこ・魚の目の治療
少しでも歩行の際の圧迫を軽減することが必要になります。そのため靴の中に中敷き(インソール)を入れたり、パンプスではなくスニーカーを履くようすすめております。また、たこや魚の目をカミソリで定期的に削る処置や角質を柔らかくする軟膏を塗布して普段からケアを行うことも重要です。ご自身でカミソリなどで削るとケガをすることがありますので、病院で行うようにしましょう。また削り過ぎると逆に痛みを感じることがあるのでほどほどにしておくことが重要です。
インソール
靴にいれる中敷きのことです。インソールはアーチの保持、足底圧の分散と除圧、側方へのズレの防止、脚長差の調整を担うことができます。ただ、市販のものでご自身にぴったりフィットするものを探すのは困難であるためご希望の方はオーダーにて(予約必要)作成をさせて頂いております。
インソールの適応
・足の裏の胼胝(タコ、魚の目)の軽減
・扁平足(縦アーチ)、開帳足(横アーチ)のサポート
・外反母趾(軽度)の変形予防、疼痛軽減
・足底腱膜炎の疼痛軽減
・変形性膝関節症などによる疼痛軽減
・糖尿病性足潰瘍の治療